ENTERTAINMENT

レコチョク共同プロジェクト

大学生が聴きたい音楽プレイリスト、できました。

ラボ生が選んだ楽曲でランキング1位を目指します!

アマチュア大学生による音楽デザイン

クリエイティブラボでは2014年2月、株式会社レコチョクの研究機関「RecoChoku Lab.(レコチョク・
ラボ)」との連携プロジェクトを開始した。このプロジェクトでは、スマートフォン向け音楽配信サービス
「dヒッツ powered by レコチョク」にて、ラボ生が選んだ楽曲やテーマを「プレイリスト」として公開した。

全世界の音楽ファンへの挑戦!

良くも悪くも、お金を払わなくても音楽が聴けるようになった時代ではあるが、常に幅広いジャンルの音楽を
聴きながら生活する人がいる一方で、全く音楽を必要としない人もいる。音楽を特定のシチュエーションを
盛り上げるためのツールとして利用する人もいれば、アーティストの付属品であると認識する人もいる。音楽に対する見定め方は多面的になってきた。
こんな時代だからこそ、音楽市場を拡大するためには、音楽の聴き方に合わせたアプローチが必要である。
アニメソングから洋楽、ロックやアイドルまでの幅広いジャンルのファンが集まったクリエイティブラボ。
「人と音楽の新しい関係をデザインする」ことをコーポレート・アイデンティティーとして掲げるレコチョク・ラボからの参加要請を受け、わたしたちは「大学生と音楽の新しい関係のデザイン」に乗り出した。

大学生のリアルな音楽事情とは?

わたしたちは、アンケートを利用した大学生対象の実態調査を行い、音楽に対する感度に応じて分類を行った。第一に、音楽がなければ生活ができず、幅広いジャンルの音楽を好むタイプ。次に、特定のジャンルや
アーティストにこだわり、一部の音楽には精通しているタイプ。最後に、音楽とは全く縁のない生活を送るタイプ。
これら3つの分類の中で、わたしたち自身に最も近い、特定のアーティストやシチュエーションにこだわって
聴く音楽を選んでいるタイプの人々への アプローチとして、様々なジャンルの楽曲を集めたプレイリストの
公開に至った。
「これを聴けば流行が分かるプレイリスト」や「一歩踏み出す時に背中を押してくれる曲」などが実際に公開され、「カラオケでアガル曲」のプレイリストは最高17位を記録した。収録されている楽曲は全てラボ生が
ディスカッションを重ねて選曲したものであり、中には一世代前にリリースされたものも含まれている。また、ラボ生が勧める音楽が必ずしも音楽的に良いものであるとは限らないかもしれない。しかし、それが大学生の
リアルな音楽事情であり、人気の理由なのだ。

大学生と音楽の新しい関係が導く未来

現在も、大学生と音楽の新しい関係を探るべく、調査を続けている。アンケートを利用した調査以外にも、
街頭での聞き込みや他大学の学生とのディスカッションも取り入れる予定である。
人と音楽をより密着化させるために、日常的に使うことのできる新たなコミュニケーションツールの開発準備も着々と進んでいる。21世紀の音楽ビジネスに影響を与えることが目標である。