青山から被災地へ 思いをつなげるプロジェクト
「思い」を「形」で伝える大切さを実感
被災地と青山をつなぐプロジェクトが始動
今回で3回目の開催となる青山コモンズ。2011年は東日本大震災の被災地を支援することを最大のテーマとし、青山と被災地を“花”で結ぶプロジェクト「花綵列島」を中心としたコンテンツを充実させた。国連大学前で毎週行われている“farmers market”の一画で開催された。
ユニークなコンテンツが豊富な2011年の青山コモンズ
ラボ生はイベント企画・運営からウェブサイト、フライヤー、ポスター等制作まで様々な形で青山コモンズに携わった。
当日は塚田有一さん(グリーンデザイナー)がトータルデザインを手掛け、太刀川英輔さん(NOSIGNER)による、身の回りのもので被災地での生活を助けるデザインアイデア「OLIVE」が展示された。また、えぐちりかさん(電通)、志伯健太郎さん、長谷川踏太さん(W+K tokyo)のお三方によるトークショーも行われた。
気持ちを伝える方法は様々。だが思っているだけでは伝わらない
今回の青山コモンズは、東日本大震災から約8か月後の開催。まだまだ復興は進まず、連日被災地の様子がテレビで報道されていた時期だ。それを見て、何か自分にできることはないか、と考えた人は少なからずいただろう。しかしそのせっかくの「思い」も、実際に行動に移さなければ人に伝わらない。今回の青山コモンズにおける様々なコンテンツは、まさに「思い」を形にして被災地に届ける良い例となったのではないか。少しでも被災地の人々に青山の人々の思いが伝われば幸いだ。